秘密の扉を開ける究極のマスターキー

今日のお話は、この「あなたが死ぬまでは」の章のなかでも、もっとも大切な鍵が授けられます。

Oshoによると、「この話は、多くの人が<光明>を得るのを助けてきた」というものです。

このスーフィーの物語のなかで、王が求めたものは錬金術的な秘密の公式です。

それは自分の気分の主となって支配することです。

王がこの物語のなかで賢人に求めたのは、

「私は、自分の気分の主人になれるような秘密の公式をさがしている。
それによって、幸福感を悲しみに変容させたいと思ったらそうできるし、また悲しみを歓喜あふれる幸福感に変容させたいときにはそうもできる。そんな公式だ」

ということなのです。

Oshoが言うには、

その公式は存在する
ひとつの指輪があって
それが変容を可能にする
秘密のメッセージを秘めている
それによって気分を変えることができるなら
なんとすばらしいことではないか
あなたは気分を着たり脱いだり
することができるのだ

実は、私はこの指輪を持っているのです。

もう十数年前になりますが、ユニティインスティチュートを設立する前に、現ユニティインスティチュートのディレクターのひとり、リーラの瞑想ワークショップを毎年日本でオーガナイズしていた時期があるのですが、そのときに、このOshoが語るスーフィーのメソッドの実践を練習しました。

この瞑想ワークショップのコースの準備に、指輪の内側に、この秘密のメッセージを掘ったものを準備するようにとリーラに要望されて、その指輪を参加者のために用意したのです。

もちろん予算があるので、金や銀の指輪というわけにはいきませんでしたが、リーラは自分用に金の指輪に掘ったものを作っていました。

Oshoは語っています。

もしあなたがほんとうに
この話を理解したかったら
それを生きる以外にない

それを生きるとは、日々の日常生活のなかで実践してみるしかありません。

そして、実際、この秘密のメッセージは、さまざまな場面で私を救ってくれています。

どんなことがあっても、このマスターキーを心のなかで唱えると、何があっても大丈夫に思えてくるのが不思議です。

ある意味、このマスターキーとともにあるときは、悟りの境地に近づいているのかもしれません。
ただちに、今この瞬間にあることを助けてくれます。

そのマスターキーを掘った指輪をずっと持ち歩いてた時期がありましたが、今ではこのマスターキーは、何かあった時に自然に思い浮かぶようになっています。

本当に困難に出会ったときには、まずこのマスターキーが思い浮びます。
すると気持ちがリセットされ、今ここにいることができるのです。

もし、本当にこのマスターキーに興味があれば、この逸話を読んで、マスターキーをぜひ手に入れてみてください。

Oshoは語ります。

これは偉大な逸話だ
偉大というのも これはスーフィーたちが
何世紀にもわたって活用してきた話だからだ
そしてまたこの話は 多くの人が
<光明>を得るのを助けてきた

これは どこにもあるような並の話ではない
これこそ私が客観芸術と呼ぶものだ
これはひとつの手がかり
一つの仕掛け装置だ

ただ読んで楽しむためだけではない
これは あなたがたのライフスタイル
そのものに
なるべきものだ
そうしてこそはじめて
その意味がわかるようになる

表面的にはこれはいかにも単純な話だ
誰にだって理解できる
特別な知性は必要とされていない
だがこれを深く熟考したら
深まるにつれ深層があなたがたに露される

そうなったらこの話は
あなたがたの手の内の武器にもなり
それを使ってあなたがたは
無知の節目を切ることができる

これは強力な仕掛け装置だ
ひとたび理解したら
これはあなたがたの存在の内奥の
扉を開くマスターキーになる

この話には豊かな可能性が潜在していて
深遠な意味をはらんでいる
よくよく熟考し 
深く瞑想しなければならない

意識して
そのもっとも深い内側の意味を
見つけるために

あらゆる努力をしなければならない

それでもなお
その努力はたいした役にはたたないだろう
当初の試みの助けになるだけだ

もしあなたがほんとうに
この話を理解したかったら
それを生きる以外にない

それをまさに生きるのだ!

そうしてこそはじめて
これが何を意味するか
あなたがたにも理解できるようになる

   「あなたが死ぬまでは」
    第八章 これもまた過ぎ去る
  

その存在の内奥の扉を開くマスターキーとは何でしょうか?

ここで書いてしまうことは簡単です。

おそらく、な~んだ、と思ってしまうかもしれません。

でも、Oshoが語っているように、それを生きることでしかその鍵は手に入りません。

言葉を覚えただけでは役に立ちません。

ここに、そのマスターキーを書いておきます。

みなさんもぜひ活用して、それを生きてくださいね。

その究極のマスターキーとは、

「これもまた過ぎ去る」