寂しさへの瞑想シリーズ その20

寂しさへの瞑想シリーズ その20

Oshoの言葉

入ってみると空虚に見えるが、
だが、ひとたび入ってしまうと、
それはまさに存在の充足だ
成就、開花、クライマックス、
最高潮なのだ。

それは空っぽではない。
空っぽに見えるのは、
あなたが他者とともに生きてきて、

突然他者を恋しく思うからだ。

他の人はそこにおらず、
あなただけがそこにいる。

しかし、あなたは今自分自身を
見ることができない

あなたはただ他の人を
恋しく思っているだけだ。

          Osho

これまで他の人とともにいたのに、ひとりぽっちになった時に、どのようになるか?

ということについてOshoは説明してくれています。

目が外側に向いている時には、常に周りに人がいます。

しかし、ひとりになって坐って瞑想する時には目は内側に向いて、ひとりであることのスペースへと入っていきます。

そうすると、最初は内側は真っ暗に見えます。

オーラソーマをしている人は、ヴィッキーさんがマゼンタの色について語っていることを思い出すかもしれません。

最初はそれは黒に見えます。しかし、そこに光を当てると、神秘的なルビーのようなマゼンタが浮かび上がります。

それはちょうど明るい外から帰ってきて、薄暗い家に入った時のように

最初は真っ暗に見えますが、暗闇に目が慣れていくに従って、だんだんと目が慣れて、家の中が見えるようになります。

外ではいろんな人と交わり楽しんでいたのに、突然内側のひとりのスペースに入っていくと、

そこには誰もいない空っぽのスペース、それは真っ暗な闇にしか見えないかもしれません。

しかし、だんだんひとりであることに慣れてくるとそのひとりであることは、実はとても自由で、豊かですべてが充足しているスペースだと気づいていく、そんなイメージですね。

ちょうど量子物理学で、真空には何もないと思っていたのに、実はそこは充満していて、そこから
素粒子が生まれてくるスペースであることに気づくような、そんな感じに似ています。

今日はここまでにします。

えたに