Oshoの言葉
より健全な意識状態へ その2
意識的なノーマインドよりも
さらに高く行くと、
「超意識」、あるいは
超意識的なマインドを見出す。
この超意識は、ちょうど下層の
集合的無意識に相当する。
この超意識のマインドの状態で、
あなたは自分が分離していないことを経験する
あなたは、地球を取り囲む生命圏の上にある
意識圏の一部であり、
その全部の領域に加わっているのだ。
そうなることで、
あなたは意識の一体性(ワンネス)に
気づくことになる。
ユングが集合的無意識に
立ち止まったように、
いくつかの宗教は超意識に
立ち止まってしまった。
その上にあるのは、
意識だけでなく
存在全体との一体感を感じさせる
宇宙的意識のマインドだ。
これが、
パタンジャリがサマーディと
呼んでいるものを
感じることができるポイントだ。
サマーディという言葉は、
すべての問題が解決され、
すべての疑問が解消されたことを意味する。
あなたは何の疑問もなく、
何の問題もないスペース、
永遠に至福であるスペースに来たのだ。
これが神性と呼ぶことのできるスペースだ。
なぜならあなたは全存在とひとつだからだ。
Osho
Oshoはここで、
さまざまな意識の層について解説しています。
Oshoの講話のすばらしいところは、
これは単なる概念として解説ではなく、
Osho自らの意識の解説をしていることです。
つまり、Oshoが自ら観察して、
知っている意識の状態だということです。
そして、Oshoがこのことを話しているのは、
これが私たちが体験することのできる
意識の状態であり、
それが私たちの意識の可能性の地図だということです。
心理学を学んだ人であれば、
フロイトが無意識を発見し、
ユングが集合無意識を発見したことは
知っています。
そして、
瞑想をしている人であれば
ノーマインドの状態や、
超意識のような状態について体験したことがある
人もいるでしょう。
しかし、
それらの構造がどうなっているのか?
ということまで
意識的には自覚してい流人は少ないのではないでしょうか?
私たちは、意識というものがあって、
でも、無意識が95%を占めている、
ということを心理学で学び、
無意識が私たちの人生を支配しているので、
その無意識をなんとかしましょう、
ということが言われています。
しかしOshoがここで語っていることは、
無意識のままでいるのではなく、
より意識的になる必要がある、
ということです。
そして、その意識の状態とは
無意識以外に
どのようなものがあるかというと、
ノーマインドの状態
超意識の状態
宇宙的超意識の状態がある
ということを語っています。
Oshoはここでは、
無意識に対応する意識がノーマインド
集合的無意識に対応するのが超意識というふうに
語っていますが、
他のところでは、
無意識に対応する意識が超意識、
集合的無意識に対応するのが集合的超意識というふうに
語っていたりします。
意識の定義はともかく、
いずれにしろ、人間の意識の状態には
7つのレベルの意識があること、
そしてそれらの意識が
どのような状態であるのかが、
ここでは語られています。
つづく