草はひとりでに生える

著者 OSHO
訳者 ナルタン(日家ふじ子)
発売日 2013年12月11日
四六版並製 384頁 1,800円(税別)
ISBN 978-4-900612-34-1

紀伊国屋 書泉グランデ ジュンク堂 丸善
有隣堂等 全国有名書店にて好評発売中

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解説 | 目次 | プロフィール

自分探しの旅の終着点は、OSHOに行き着く

「OSHOについては日本の伝統仏教宗派は事実上無視してきたというのが現実です。食わず嫌いかも知れません。OSHOは禅について沢山語っています。日本の禅は、唐の時代に道教の強い影響で成立した中国禅をベースとしています。また、さらに日本で独自の発展もしています。そういった中国、日本での影響を受けずにインドで受け継がれてきた Dhyana〈ディヤーナ〉の伝統の一つの結実がOSHOの思想です。OSHOの平易な語り口の中に、ともすれば見落としがちな禅のエッセンスを見つけ出す読書体験を、皆さんにも是非共有していただければと思います」
苫米地英人(認知科学者)

インドで芽吹き、中国で大樹に育った「禅」は、日本に移植されて、何千もの色合いをもった花を咲かせた――。
1978年にOSHOが禅について語った講話を翻訳し出版されていたものの長らく絶版となっていた本が、再出版を望む多くの読者の期待に応えて待望の復刊! 
日本人でさえ難解な禅の世界を、OSHOが数々のエピソードをもとにやさしく噛み砕いて説く。
第一章 禅の意義
    睦州は応えて言った 私たちは着 食べる
第二章 師と弟子
    静かに黙して坐り 春が来て 草はひとりでに生える
第三章 虚空と僧侶の鼻
    すると靖居はその僧の鼻をひっつかんでぐいと引っぱった
第四章 呂凌の大滝
    渦の巻くままに巻きこまれ 渦といっしょにまた浮かんでくる
    自分を水に合わせるのですよ 水を自分に合わせようとしないでね
    この流儀でやれば水とうまく付き合うこともできますよ
第五章 沈黙の師
    自分のインチキ禅を売るために 彼は 二人の雄弁な弟子を控えさせ
    質問があれば彼らに答えさせていた
    そして彼自身は その謎のような沈黙の禅を誇示するためか 決して口を開かなかった
第六章 覚醒
    とうとう彼は 自分が失敗したことを認めた
    そして全てを終わらせてしまおうと決意をかため 
    欄干の端へ行ってゆっくり手摺りに足をかける
    と その瞬間 覚醒を得た
第七章 死んではいません
    解脱に至った人間は 死ぬとどうなる?
第八章 濃紫に染められた野辺
    一物も無きをたまはる心こそ本来空の妙味なりけり
■著者
OSHO
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