Oshoはこの時期、インドの各地で瞑想キャンプを指導し、そのためインド国内を旅して回っていました。
しかしインド国内を旅するというのは大変なことです。
日本を旅するのとは全くわけが違います。
ジョティは、そのインドの旅のこと、そしてさまざまな困難な状況のなか、Oshoが解決策を提案し、周りの人たちとの旅を楽しンでいる様子を、手に取るように描写してくれています。
Oshoとともに旅する楽しさが伝わってきます。
ジョティは語ります。
「 Oshoがジャバルプールからやって来ました。
飛行機でウダイプールに行かなくてはならないのに、インディアン ・エアラインがストライキに入ってから数日が経っています。
すぐにでも解除してもらいたいと願う私たちの気持とは裏腹にストライキは続いています。
私たちには、ウダイプールに行く他の方法が思いつかないので、Oshoにしばらく瞑想キャンプを延期することを提案しました。
しかしOshoは予定に間に合うようにウダイプールに行くつもりです。
ウダイプール行きの汽車は満席で、キャンセル待ちも申し込みでいっぱいの状態なのにどうすれば それが可能なんだろうと考えていました。
するとOshoから、駅の予約課にアーメダバード行きのグジャラート郵便列車にエアコンつきのコンパートメントを一両つけ足すように依頼し、Oshoと一緒に瞑想キャンプに行く予定でいる友人たち八人のための寝台席を予約するように、という提案が出されました。
驚いたことに、予約課の責任者はOshoの提案を聞くと興奮し、キャンセル待ちリストに目を通すなりすぐにオーケイを出しました。
私たちは八人分の寝台席の予約を済ませ、Oshoと友人たちに出発の準備を整えて夜八時までにセントラル駅に来るよう一伝えるために急いで戻りました。
Oshoと同じコンパートメントに乗って旅することになって全員が大喜びでした。
皆時間どおりに集まりました。Oshoもとても喜んでいる様子です。
Oshoは皆に囲まれて、寝台席の上にあぐらをかいて座っています。
ジョークを語り始め、笑い声がコンパートメント全体に溢れています。それを聞きつけた人びとが、何事かとこちらの様子を覗き込みにきました。
しばらくの間そうやって過ごした後、Oshoをひとりにするために、それぞれの寝台に戻りました。
アーメダバードには予定どおりに到着しました。」
今日はここまでにします。
えたに
