ネオ・サニヤス・ムーブメントの始まり

Oshoのネオ・サニヤス・ムーブメントの始まりの様子がここに書かれてあります。

Oshoの弟子になると、オレンジの服を着て、Oshoの顔写真の入ったマラを首にかけて、新しくサニヤス名をもらいます。

サニヤス名というのは、サニヤシンとしての名前です。

名前というのはもっとも自己同一化しているもののひとつなので、名前を変えるというのはこれまでの古い自分を脱ぎ去って、新しく生まれ変わるという意味もあります。

サニヤス名というのは仏教でいうと戒名なので、死ぬ前に戒名をつけてもらうようなものです。

マラというのはローズの木で作った108の数珠でつくった首にかけるネックレスで、そのペンダントトップにOshoの顔写真が入っているのです。

このマラはマスターとともにいることを常に思い出す助けになります。

ここに書かれてあるジョティの手記を見ても、オレンジの服を着ることはインドでもやはり最初はかなり抵抗のあることだったということがわかります。日本だけではなかったんですね。

このオレンジの服を着てマラをかけて出歩くということについての、このジョティの心理状態というのは、Oshoの弟子になるときに、おそらく誰しもが通る関門なのではないでしょうか?

オレンジの服を着るなんて、「これはどう考えたって気が狂っている行為だ」と思えるし、「こんな服を着て日常生活を送るなんて、社会生活が抹消されてしまう。これで自分の人生は終わりだ」とさえ思えたものです。

「オレンジ色の服を着てどうやって仕事に行くのですか? そんな格好で行けば皆から笑われるだけでなく、気がおかしくなったと思われてしまいます」

というジョティの言い分はまさにそのとおりです。

Oshoは笑って「君は狂っているではないか。人には笑わせておいて自分も一緒に笑うがいい」と言いました。

Oshoから見れば結局はそういうことなんです。

すでに自分は気が狂っている。

社会もすでに気が狂っている。

「どうせ気が狂っているなら、まぁ、オレンジを着たって変わりないよね」っていうことには落ち着くわけです。

それでも私がまごついているのを見て「君次第だ。サニヤシンになりたいのか、そうでないのかは君が決めるのだ」と言いました。

結局はそういうことです。

自分次第なのですよね。

でも今はサニヤシンになるのにオレンジの服も着なくていいし、マラもないし、名前も自分で自由につけていいし、気楽です。

今回のジョティの手記は、テイクサニヤスのころを思い出させてくれました。

そしてこのようにしてOshoのネオ・サニヤス・ムーブメントが始まったのか、という歴史の一端を垣間見ることができます。

それでは、「一万人のブッダたちへの百話」より「ネオ・サニヤス・ムーブメントの始まり」をお楽しみください。

ジョティは語ります。

「 このオレンジの服で2日間過ごした後、洗濯をして朝の講話にはふだんの服装で出かけました。

Oshoが私の姿を見たときに、その服装のことを残念に思ったように感じられました。

Oshoの表情には「あのオレンジ色の服はどうしたのかね? 」と問いかけるものがあったのです。

私には理解ができません。どうしたら同じ服で何日も過ごせるのでしょうか?

講話が終わり、Oshoの部屋に行くように言われました。

まるで何かの罪を犯して、裁判所で判決を受けなくてはならないかのように恐ろしく感じます。小羊のようにOshoの部屋に入っていきました。

Oshoは目を閉じて椅子に座っています。

私はOshoの足許の床の上に腰を下ろしました。するとOshoの目に見えない芳香によって包まれて、くつろぎを感じました。

Oshoの光り輝く顔をどうしても見つめてしまいます。

Oshoが目を開いて、私に微笑みかけました。それまで感じていた恐怖はいっせいに消え去りました。

それまで着ていた服は全て友達に譲りなさい。オレンジ色の服だけを着るように」と和尚が言いました。

「オレンジ色の服を着てどうやって仕事に行くのですか? そんな格好で行けば皆から笑われるだけでなく、気がおかしくなったと思われてしまいます」と言うと、

Oshoは笑って「君は狂っているではないか。人には笑わせておいて自分も一緒に笑うがいい」と言いました。

それでも私がまごついているのを見て「君次第だ。サニヤシンになりたいのか、そうでないのかは君が決めるのだ」と言いました。

Oshoの声の調子は強くサニヤスについて本当に真剣なのです。

Oshoは立ち上がり、私を完璧に困惑させたままバスルームに行きました。

その夜、Oshoのリビングで特別にミーティングが開かれました。

そこでOshoはネオ・サニヤス・ムーブメントについて説明をしました。

私はハートを重くして帰宅しました。私にはあまりにも突飛な考えでついていけないのです。

家族と一緒に住み、仕事も続け、それでいてオレンジ色の服を着て首にマラをかけなくてはなりません。

簡単に聞こえることですが、実際的には思えません。その夜は一晩中眠れませんでした。

オレンジ色の服を着て、家と職場にいる自分の姿を想像したときに、気がおかしくなりそうでした。

ベッドの上で横たわっていると、Oshoと戦っている自分のマインドが見えてました。

そしてついにOshoに対する愛と信頼が勝利を収めました。

マインドは自分の敗北に気づくやないなや、おとなしくなって、真のマスターに全面的に降伏しました。

私は自分自身に向かって「もはや逃げられないのだ、おお、愛しいお前よ」と囁いていました。」

 

 

今日はここまでにします。

えたに