黒魔術

今日のお話は、ちょっと不思議なお話です。

それを信じるか信じないかは、あなたしだいです。

でもマスターって、不思議なやり方で弟子に働きかけたりすることもあります。

一万人のブッダたちへの百話」より、「黒魔術」をお楽しみください。

ジョティは語ります。

「 友人のひとりが黒魔術の本を持っていたので、単なる好奇心から読んでみようとその本を借りました。

黒魔術は初めて触れる内容です。
しかも読んでみるとおもしろいので真夜中まで読み続けました。
眠くなってきたので、部屋の明かりを消して、その本をベッド脇の小さなテーブルの上に置いている、Oshoがサインを添えて私に贈ってくれた写真の横に置きました。

しばらくして、その本が床の上に落ちました。
その音を聞いて、自分がきちんと置かなかったからテーブルからずれ落ちてしまったのだと思いました。

次の夜も再び、その本を読み続けた後、眠くなったので、昨夜の出来事を思い出して本をOshoの写真のそばにきちんとのせてから明かりを消しました。

すぐさま、大きなショックを受けて起き上がりました。
本が床に落ちる音がしたのです。

恐ろしくなりました。
何が起こったのかわからないまま部屋の明かりをつけました。

床の上に本があります。
Oshoの写真を見ました。とっても生き生きとしています。
Oshoは私に微笑みかけています。

Oshoのメッセージを理解した私は、本を床から拾い上げ、それを部屋の片隅に片付けました。

翌日、友人に本を返したときに、前の晩に起こったことを話しました。

友人は
「君は幸運だよ。君のマスターが救ってくれたんだよ」と言いました。

私が「あなたはどうなの?」と尋ねると「僕はそれに全面的に関わっている。途中で投げ出したくないんだ」と答えました。

それから2、3カ月後、その友人が発狂したことを聞き、気の毒に思いました。」

今日はここまでにします。

えたに