スピリチュアルな願望

人は何かに促されて旅に出ます。

それは世界放浪の旅かもしれないし、訪れたい国への旅行かもしれません。

松尾芭蕉、西行、山頭火、ランボー、放浪の詩人たち。
あなたは何を求めていますか?
あなたは何を求めて旅に出るのでしょう?

Oshoは次のように語ります。

美しいものすべて一ー
超越を想起させるものすべては
あなたの内側に強い願望を生み出す

何を求めているか定かではない願望だ
あなたはその対象に付けられた
名前さえ知らない
なぜなら、実はそれはいかなる対象を
求めることでもないからだ

美しい音楽に耳を傾けていると
夕日や飛ぶ鳥、美しいバラを
ただ見守っていると
あるいは沈黙のうちに坐っていると
甘美な苦痛が感じられる

その願望とは一ー
どうすればこの感覚の境地と
ひとつになれるかということだ

どうすれば、それは来ては去るような
はかないものではなく
あなたとともに残り、
あなた自身になる何かだ

今日、甘美だった同じ音楽が
明日はそうではないかもしれない
あさっては退屈かもしれない

だから、それは
音楽そのものにあるのではない

何か自分の内側に引き起こされた
別のものだ

平安でいたい 音楽に溢れていたい
存在の美をすべて手に入れたい
そしてそれを永遠に保ちつづけていたい
という願望だ

れはスピリチュアルな願望だ
超えたるもの一ー

すべてのはかない体験を
超えたものに対する願望だ

時間を停止し、
今ここに在ること一ー

この瞬間に永遠に在ることへの願望だ
これが真の宗教性だ

ゴールド•ナゲッツ」 by Osho

どこかに旅に出るようでいて、結局は、今ここの、自分自身に戻ってくるしかないようです。
Oshoは、いわく言いがたい何か、人が旅に出る、そのいわく言いがたいなにかを、言葉にしてくれているように思います。 

今日はここまでにします。

えたに