真実の本性

<Oshoの言葉>

真実というのは情報じゃない
それは何か手から手へ
譲渡できるものではない

たとえもし私があなたに
真実を譲り渡そうとしても

あなたの手に渡ったとたん
それは虚偽になってしまうだろう

それこそまさに真実の本性なのだ
譲渡不能 ——
あなたがその中へと
成長してゆかねばならない

          Osho

Oshoの言葉を聞くたびに、
常に自分に戻されるのは、
こういうところにあります。

真実の本性は、譲渡不可能というところにあります。
自分が自ら探求し、体験することでしか得られないものだからです。

それをOshoの言葉の中に探そうとしても、
それはOshoの真実であっても、
自分の真実とはなり得ないものなのです。

あなたがその中へと
成長してゆかねばならない

自分がその中へと成長してしていかない限り、本当の真実は手に入らないのです。

Oshoは次のようにも語っています。

落とし穴はたくさんある
その中でも最大のものは
ずっと私の話を聞いているうちに
私の言うことが自分にとっても
真実だと思い込み始めることだ

それは私にとっては真実だ
しかし、それは
あなたにとっては真実じゃない

気をつけなさい
それは<知識>だ
それはまだ認識でも理解でもない
            Osho

Oshoの言葉を聞く時には、
ほんとうに、このことに気をつけなければなりません。

Oshoの言葉に共鳴しすぎてしまうと、
なにか、その真実が自分のものでもあるような、
そんな錯覚に陥ってしまいます。

常に自分に戻って、
自分の真実から始める、ということを
肝に銘ずる必要があります。

今日はここまでにします。

えたに