Oshoの言葉
もっと気づくようになるために(4)
宮廷では美しい女性が踊っており、
人々はワインを飲んでいた。
そして、ジャナクは
その人々の中で座っていた。
若者は激しい
非難の気持ちの中にいながらも、
それでも彼は頭を下げた。
ジャナクは笑って言った
「そんなに
非難の気持ちがあるなら、
私に頭を下げる
必要なんてありませんよ。
そして、私を知る前に、
そんなに偏見を
持たないでください。
あなたの師は
私のことをよくご存知です
だからあなたをここに
送ってよこしたのです。
あなたは何かを学ぶために
ここに送られて来たのです
でも、それは
学ぶ方法ではありません。」
若者は言った
「そんなことは
どうでもいいことです。
師が私を送ったので、来ただけです。
しかし、朝には帰ります。
なぜならここで
何かを学べるとは思えません。
実際、あなたから
何かを学んだとしたら、
私の人生のすべてが
無駄になってしまうでしょう。
ワインを飲んだり、
美しい女性が踊るのを見たり、
このような道楽のかぎりを
学ぶためにここに
来たのではありません。」
ジャナクはそれでも微笑みながら言った、
「朝になったら帰ればいいでしょう。
でも、せっかく来られて、
あなたはとても疲れておられる… …
せめて今晩は休んで、
朝になってからお帰りください。
そして、今夜が、
あなたの師が
あなたを私のもとに送った
学びの場となるかもしれないですよ。」
さて、これはとても謎めいた言葉だ。
夜が何かを自分に
教えることができるのか?
でも、まぁいいだろう
いずれにしろ一晩はここに
いなければならないのだから、
そんなに気にすることはないだろう。
彼は残ることにした
Osho
Oshoの話を長年聴いている人は
この話は何度か耳にしたことがあるでしょう。
あるいはOshoの本で読んだかもしれないですね。
何度聞いてもいい話です。
Oshoは本当にすばらしいストーリーテラーなので、
子供がお母さんに絵本を読んでもらうように、
何度でも聞き惚れてしまいます。
若者は、いかにも若者らしい振る舞いをします。
その若者の気持ちはお見通しで、
ジャナク王は大人の対応をしていますね。
さて、ジャナク王の謎めいた言葉。
その夜、若者は
どのような体験をすることになるのでしょう?
続きは、またあした。
えたに