マインドとハートの機能

マインドのすべての機能は
分割しつづけることだ
ハートの機能は結び目を見いだすことだ

それについてマインドはまったく盲日だ
マインドはことばを超えているものが理解できない

言語的に、論理的に、
正しいことしか理解できないマインドは
存在、生、現実には関知しない
それ自体が想像の産物だ

マインドなしに
生きることはできる

ハートなしに
生きることはできない

そして深く生きれば生きるほど
あなたのハートが関わるようになる

ゴールド•ナゲッツ

私たちが通常見ている色は
波長が380~780nm
(ナノメーター・10億分の1m)
のごく一部の波長の光=電磁波です。

それ以外の光は肉眼では見えませんが、存在しています。
赤外線、紫外線も目に見えませんが存在しています。

私たちが目にしている物質、固体、液体、気体などは物体として実体があるように見えますが、漁師の世界では、実は隙間だらけです。

というのは、それらの物質は原子でできていますが、原子は原子核とそのまわりを電子が回っているとされています。そしてその原子核は陽子と中性子でできているとされています。

原子核の大きさは,原子の大きさの約1万分の1~10万分の1だそうで、原子核を1mmとすると,原子が100mということになります。
原子核が野球ボールとすれば、原子は野球場のグランドぐらいの大きさになるそうです。

原子は隙間だらけということは、物質をつくっている原子が隙間だらけですから,物質はもちろん隙間だらけということになります。

例えば、地球全体の物質を隙間がないぐらいに潰すと、指輪1個の大きさになってしまうそうです。

しかも驚いたことに、この宇宙が何でできているかを調べてみると、私たちが知っている、陽子や中性子など”目に見える”(観測されている)物質は全体の約5パーセントにすぎないというのです。

残りの27%は未知の物質(ダークマター)が占めていて、残りの68%はダークエネルギーと呼ばれている正体不明のエネルギーなのだそうです。

これまで宇宙の観測に利用されてきたのは、主に光やX線、赤外線などの電磁波ですが、”暗黒”物質というのは、電磁波での観測では見ることができないため、”暗黒(ダーク)”という呼び名がついています。

それがわたしたちが現在のところマインドで知ることのできる宇宙の姿です。
マインドで知ることのできる世界は、論理的、言語的、分析的、科学的に知ることのできる世界です。

この世界は、それらのマインドでは知ることのできない世界によって成り立っていると言っても過言ではないでしょう。

そのようなマインドによっては知ることのできない世界を
ハートを通して知ることができます。

目は見ることはできても聞くことはできません。感じることもできません。
同じように、マインドでは知ることのできない世界をハートは知ることができます。

マインドは外なる全世界を知ることはできるかもしれませんが、
生の内なる神秘を知ることはできないのです。

その生の内なる世界を知ることができるのが、
ハート、そして瞑想を通してなのです。

「全世界を知ることも
  自らの生の内なる神秘を
  知ることに比べれば無に等しい

            Osho

より深く生きるために、マインドで世界を知るだけではなく、ハートで関わることを大切にしていきたいものです。