今回のOSHOの講話では恋愛に対処する、とてもすばらしいヒントが語られています。
それは恋愛に限らず、人生を生きていく上でのヒントです。
そのヒントとは「問題には内側から取り組むべきだ」ということです。
OSHOは次のように語っています。
「あなたが映写機だ、あなたがフィルムだ。だからあなたは、別のスクリーンにも同じものを投影することになる。
スクリーンはほとんど重要ではない。いったんこれを理解したなら、生のすべてを幻影(マーヤ)として、マジック・ショーのようなものとして見られるようになるだろう」
つまり、何をこの人生に投影して生きるかは映写機の問題なのです。
その映写にどういうフィルムを入れて映しだしているのか?
その映写機とは自分自身であり、フィルムとはものの考え方や価値観、世界観です。
それさえわかれば、人生を変えるには映写機とフィルムを変えればいいだけです。
そのことがわかればOSHOの語る「時間などいらない。時間が必要なのは、あなたが過去に生きているときだけだ。あなたが現在(いま)に生きているなら、この瞬間にみじめさを落とせる」
ということがわかるようになります。
この理屈がわかったからといって、直ちにそうできるわけではありません。
そうなるためには自分の瞑想が深まっている必要があります。
でも、その原理がわかるだけでも、人生に対する見方がずいぶん変わります。
そして、みじめさを落とすためには瞑想を深めればよいということがわかるようになります。
シュンニョは語ります。
「OSHOのこうしたからかいは、コミューンに大きな反響を呼びました。
そのために、私の最大の恐怖(ミラレパをほかの女性にとられることです)は、いっそうふくれあがりました。
コミューンの女性たちがみんな、ミラレパとはどんな男性なのか興味を持つようになったのです!
それから何年もたったあとでさえ、ミラレパに近づいてきて、こんなふうに言うひとたちがいたものです。
「ああ! あなたがミラレパなのね。ずっと会いたいと思っていたわ」
お茶を運んだり車に同乗したりするときなど、私がOSHOと個人的に顔を会わせることがあると、OSHOはいつも「ミラレパはどうしている」と聞きました。
ミラレパがまた新しい恋をしていること、そして私が悲しんでいることを話すと、OSHOはくすくす笑いました。
私は何度もOSHOに尋ねました。
「彼とは別れるべきでしょうか?」
彼の答えはいつも「ノー」でした。
あるとき、同じ質問をした私に、OSHOは「別れたらさびしくなるだろうからノーだ」と言いました。
「それほどさびしくはならないでしょう」と私は言いました。
するとOSHOは「それでも彼はさびしくなるだろう」と言いました。
いったいどうしたらいいのでしょう?
私はがんこにも、ひとりの男性とのあいだで「すべて」を体験したがっていました。
パートナーを変えても無駄だと思うのです。
ハネムーンが終わるやいなや、また同じ問題に直面するのですから。
問題には内側から取り組みべきだとOSHOが言うのを聞いたことがあります。
恋人を替えたところで問題は変らないのです。
「それはたとえば、映写機とフィルムをそのままにして、スクリーンだけを替えるようなものだ。スクリーンは替えられるだろう。
新しいスクリーンはもっとすぐれていて、もっと大きく、もっと広いかもしれない。
だが、本質的にはなにも変らない、映写機はもとのままだし、フィルムももとのままなのだから。
あなたが映写機だ、あなたがフィルムだ。
だからあなたは、別のスクリーンにも同じものを投影することになる。
スクリーンはほとんど重要ではない。
いったんこれを理解したなら、生のすべてを幻影(マーヤ)として、マジック・ショーのようなものとして見られるようになるだろう。
そうなれば、すべては内側のことになる。
問題は外側にあるのではない。外側ではなにもしなくていい。
だからまずは人は、問題は自分自身であることに気づかなければならない。
それに気づいたなら、問題全体の見えかたが変わり、そしてはじめて、それに正しく対処して解決することが可能になる。
さもなければ、あなたは間違った方向ばかり見ていることになる。
そうしたら、いかなる変化も不可能だ」
もっともこれは、人はみじめな関係をえんえんと続けなければならないということではないと思います。
私はかつて、自分の頑固さのおかげで不幸になりましたが、それに気づいたいまとなっては、これ以上不幸でいるための時間はありません。
私の生はとてつもない速さで未知へと向かって動いているのですから、どんなことでも起こりうるでしょう。
これはあたりまえのことなのに、これをすべての瞬間において覚えておくことはとてもむずかしいのです。
ですが、これをすべての瞬間において覚えていないことには、生は私の手からすりぬけてしまい「すべては去来する」というあの格言をあのとき覚えておけばよかったなどと、あとから後悔することになるのです。
失恋のためにヴィヴェックがたいそう混乱したときがありました。
私はOSHOに「時間がたてば彼女も元気になるでしょう」と言いました。
するとOSHOは言いました。
「時間などいらない。時間が必要なのは、あなたが過去に生きているときだけだ。あなたが現在(いま)に生きているなら、この瞬間にみじめさを落とせる」
「OSHOと過ごしたダイヤモンドの日々」
http://u111u.info/kBc1
☆ランキングに参加しました!
よろしければ、クリックお願いします☆
にほんブログ村