私は金持ちのためのグルだ

「私は金持ちのためのグルだ」  

I Am the Rich Man’s Guru  

今日も昨日に引き続き、アメリカのモーニングショーの番組の記者ケンからの質問です。  

まさに、当時アメリカのメディアを賑わせていたOshoの話題についての典型的な質問です。  

Oshoの答えを聞いて笑っちゃいましたけど、まさにこれまでの、いわゆる「宗教」についての既成概念をひっくり返すようなドッキリの答えがいっぱい。ドナルドトランプも真っ青な回答なので、アメリカのメディアも喜んだことでしょう。  

Oshoはインドで遊説していた時には1万人の人びとを前に講話をし、宗教的な人びとからも聖者として尊敬されていましたが、突如としてこれまでの宗教の伝統に反することを話し始めた途端、これまでOshoを崇拝していたインドの多くの宗教や人びとから排斥され、批判されました。

そして、アメリカに渡り、今度はアメリカのメディアを相手にこのようなことを話し始めたのですから、当然アメリカのキリスト教をはじめとするあらゆる宗教からも様々な反発や誹謗中傷を受けたのは言うまでもありません。  

まぁ、こういうことを言えば、当然ですよね。マザーテレサがノーベル賞を受賞する価値観が今の宗教に期待されている価値観ですから、Oshoのこのような言動は、既存宗教の考えに染まった人たちから批判されて当然です。  

ケンが質問しているように、Oshoの西洋の弟子の人たちは、確かに超リッチな人たちが多くいました。  

私も何人かのそういう人たちとも交流がありましたが、彼らのマスターがアメリカ政府や世界を相手にとんでもない舌禍を巻き起こすもんだから、波乱万丈の人生をOshoとともに過ごしていました。  

仏陀の時代も、仏陀の教えはこれまでのバラモンの教えに反する革新的な教えであったために、その弟子たちは村に説法に行くと石を投げられていたという話ですが、いつの時代も変わらないものです。  

ケンの質問は、いかにもジャーナリストらしい、一般の人びとの疑問を代弁したものです。  

これらのOshoの答えは、一般的な善良な宗教的な人びとの神経を逆なぜしたことでしょう。  

ケンの質問
「あなたのあなたの宗教のファンたちは、極端に裕福だという印象があります」  

Osho
私の人びとは 裕福だ  
実際のところ 非常に裕福で  
教育があり 知的で 
教養のあるものだけが  
私が言っていることを理解できる  

乞食は私のところには来られない  
貧しい人びとは
私のところには来られない  

ギャップが大きすぎて  
彼らは私が言っていることは
聞こえても 理解できない  
だから 
私が金持ちのグルだというのは 
自然なことだ」
 

ケン
「それは 宗教的な指導者や修行者は、禁欲生活をおくるという伝統的な概念に反しませんか?」  

Osho  
私が思うに 
そうした伝統は単なる戯言だ  
 
そこには矛盾はない   
私は彼らには反対している   
私は彼らと同じようではありたくない   

私は過去との一切のつながりを 
落としたい   
彼らは十分害をなしてきた

美しく 花開くという私の考えは   
禁欲によるのではなく 
贅沢によるものだ   

人は世界の
ありとあらゆる美を楽しむ   
すばらしい絵画 
すばらしい音楽や詩   

私には人が 
オレゴンの暑い太陽のもとで   
頭を下にして逆立ちしているとは思えない   

断食をして 
自分自身をゆっくりと
破壊しているとは思えない  
 
私にとって 
世界のこれまでの宗教は   
みなSM的だった   

私の宗教は 初めて 
生を肯定している」   

ケン  
「外の世界の人たちが、あなたについて ひとつ覚えていることは 、あなたについての話を読んだかテレビで見たかして 、あなたがとてもたくさんのロールスロイスを所有しているということだと思うのですが 、なぜなんでしょう?」   

Osho 「何台?」   

ケン 「80台でしたか?」   

Osho 「いいや」   

ケン 「40台でしたか?」   

Osho
90台だ  そしてそれは
たいした数ではないない   
私にとってはたいした数ではない・・・
  

ケン 「どうして90台も必要なんですか?」   

Osho
私には 1台も必要ないよ   
それに 
私が所有しているわけでもない   

しかし 私の人びとは 
365台欲しいのだ   
毎日1台だ 私は1日に
たった1時間しか運転に出ないのだが   
私の人びとが欲しいというのなら 
それで彼らが幸せで   
そうすることで喜んでいるなら 
私は彼らの喜びを壊したくない   
それは全くオーケーだ」   

ケン 「彼らにロールスロイスではなく、何か他のことにお金を使うようにとは言えなかったんですか?」   

Osho
他のあらゆる宗教がそれをしている   
彼らには彼らの仕事をさせておくがいい   
私には私の仕事をさせてくれ   

他のあらゆる宗教は 
貧乏人の面倒を見ている   
少なくとも私ぐらいは 
金持ちの世話をさせてくれ」  

Oshoとケンのやりとりをお楽しみください。

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今日はここまでにします。

えたに