意識であること。
鏡であること。
観照者であること。
それは
「竜巻のこの内奥の中心に到達する」ことです。
体験は来ては去る一
体験に頼ってはいけない
喜びを感じ
苦痛を感じ
平安を感じ
悲しみを感じている
その体験者―
この意識をあなたが見いださないかぎり……
竜巻のこの内奥の中心に到達するために
あらゆる努力をすべきだ
あなたの一生は変化の竜巻
移りゆく景色の竜巻、
移りゆく色彩の竜巻だ
だが、まさしくその竜巻の中央に
静謐なる中心がある
それがあなただ
「ゴールド・ナゲッツ」 by Osho
「竜巻のこの内奥の中心に到達するために
あらゆる努力をすべきだ」
って、いったいどういう努力を
するべきなのでしょうか?
そもそも、「竜巻」ってどういうことで、
「内奥の中心に到達する」って
どういうことを意味するのでしょう?
ここでいう竜巻のこの内奥の中心は、
どちらかというと台風の目のイメージに
近いものです。
「意識の多重構造マップ」を見ると
わかりやすいです。
竜巻(台風)とは、意識の多重構造マップの
外側の層のことです。
台風は暴風雨をもたらしますが、
その中心、台風の目に入ると、
それまでの暴風雨が嘘のように収まり、
青空が広がっています。
私たちの人生で生じる様々な出来事。
この肉体や物質の世界で生じること。
マインドや思考、感情の世界は、
さまざまな暴風雨が吹き荒れたりもします。
つねに喜怒哀楽があり、
アップダウンがあります。
それはプラスがあればマイナスもあり、
ポジティブなことがあれば
ネガティブなこともあります。
男性がいれば女性もいますし、
陰陽の原理で成り立っています。
二元性の原理でものごとが
生成消滅している世界なので、
竜巻(台風)のような嵐とならざるを得ません。
しかし、その嵐(台風)の中心には、
本質があります。
その中心は静かです。
静謐の世界です。
すべてがひとつです。
その中心に到達する方法が瞑想です。
ハート瞑想はその一つの瞑想法です。