いつまでも幸せでいるために

誰もが幸せになることを求め、幸せを得たら、いつまでも幸せなままでいたいと望みます。

Oshoのコミューンに生活して、Oshoの講話を聞いていたり、瞑想したりしていると、とてもいい気分になったり、歓喜にひたる瞬間というのが訪れるます。

いわゆる「ハイ」になった状態なんですが、たいていはそのあと落ち込みます。

山あれば谷あり。
舞い上がった分、落ち込むわけです。

そこで、なんとかこのハイのままでいられないだろうかと考え始めるわけですね。
「いつまでも幸せなままでいるためにはどうすればいいですか?」と思うわけです。

その質問へのアドバイスが、ここでOshoが語っていることです。

覚えておくべきもっとも基本的なことがある
いい気分で、歓喜にひたっているとき
その状態が永遠に続くと
考えはじめてはならない

そのような瞬間が来ては去る
ということを完全に理解し

喜びをもって、
できるかぎり楽しく
その瞬間を生きなさい

それはまさに
微風が芳香と新鮮さを運んで
あなたの家に流れ込み

そして別の扉から出てゆくようなものだ

歓喜の瞬間を永遠に
持続させようと思いはじめたら

あなたはすでにそれを破壊しはじめている

それが来たときは感謝しなさい
それが去ったときも存在に感謝するがいい

ただ開いていなさい
それは何度も起こるだろう

評価せず、
選択する人にならずに、
無選択のままでいなさい

もちろん、惨めなときもある
だから、どうだというのだね?

一瞬も歓喜の瞬間を知らない
惨めな人々もいる

あなた方は幸運だ
惨めなときでさえ
それが永遠に続くものではない
ということを覚えておきなさい

それもまた過ぎ去る

だから、それほど心配することはない
気楽にしていなさい

まさに昼と夜があるように
喜びの瞬間と悲しみの瞬間がある

自然の二元性としてーー
物事のありようとしてー
それらを受け容れなさい

そして、あなたは
たんなる見守る者だ

幸福にもならなければ、
惨めにもならない

幸福は来ては去る
惨めさもまた来ては去る

ひとつ、つねにそこにとどまるものがある
いつも、つねにーー
それが見守る者――
観照者だ

ゴールド・ナゲッツ」 by Osho

誰もが幸せになるために努力するのですが、どうやら、それを維持して、幸せなままいることはできないようです。

それが人生の法則なのでしょう。

外側の世界での、いわゆる幸せは、やってきては去っていくものです。

それは不幸も同じです。
不幸な出来事もやってきては去っていきます。

万物流転の法則なので、人生では幸せも不幸せも、やってきては去っていくもののようです。

でも、そのなかで不変のものがあります。

それは幸せも不幸も超えたものです。

見守る者――観照者

それはユニティインスティチュートで学ぶ「意識の多重構造マップ」の中心に至ることでもあります。

そのとき、この「意識の多重構造マップ」のすべての層に気づいている意識に出会うことができるのです。

意識の多重構造

そのすべての層に気づくための簡単な方法が、ハート瞑想です。

ハートと意識の多重構造