眠っている間に

Oshoは瞑想は24時間のものであるべきだと語っている、ということを紹介しましたが、

では、夜眠っている時はどうすればよいのだろう?

って思ったのではないかと思います。

だって、夜は無意識になってしまうので、瞑想する(目覚めている)ことは不可能だと思うでしょう。

でも、Oshoはここで、とっておきの瞑想法を紹介してくれています。

さすがOshoです。

瞑想を教えることに、抜かりがありません。

Oshoの言葉

<眠っている間に>

瞑想していて眠りに落ちれば、
瞑想したまま目覚めるだろう
つまり、微妙なやりかたで、
深い無意識の中で、
その方法は続いている

一晩中、瞑想しているようなものだ

あなたの眠りは
質の異なったものになるーー

より静かで、よりリラックスし、
より活力を取り戻すものになる

そして、6時間か8時間
サブリミナル的に(潜在意識の中で)
「目撃」が続いている

朝、自分が目が覚めたことに
気づくようになると

あなたは驚くだろう
あなたは自分の呼吸を目撃している
             Osho

これは夜、眠りに落ちる時にも瞑想する方法です。

この瞑想ができるようになれば、少なくとも、6時間か8時間、夜眠っている間も瞑想していることができるのです。

夜眠らない人はいないので、「昼間時間がないから瞑想できない」という言い訳は通用しなくなります。

だって、眠りに落ちる瞬間に瞑想の意識で眠れば、眠っている間、瞑想は続いているのですから。

他のところでもOshoは夜眠っている間も瞑想が続くやり方を紹介していますが、

ここで話しているのは、夜眠る前にビパサナ瞑想(呼吸を目撃する瞑想)をしながら眠る方法です。

つまり、ここでの要点は、夜寝る前に瞑想をしながら、そのまま眠る、ということです。

というのは、

Oshoによると、眠る直前の意識は、そのまま夜眠っている間も引き継がれて、朝起きた時には、その眠りについた時の意識や思考がそのまま引き継がれていることに気づくだろう、というのです。

それと同じ原理で、夜眠る前に瞑想をしながら眠れば、その瞑想の意識は、眠っている間も続いている、というものです。

この方法を知った時には、ずぼらな私は、「この方法だ!」と思ったので、

結構真剣に試して、研究しました。

Oshoが言っていることが本当かどうかを検証してみたわけです。

もし興味にある人は、実際に自分でやってみるといいと思います。いろんな発見があるでしょう。

そして、
Oshoが語っていることが本当だということを発見して驚くでしょう。

このことを知ると、夜眠る前に何を考えながら眠るかということはとても大切なことだとわかるでしょう。

ハッピーなことを考えながら眠るとハッピーな気分で目が覚めるでしょうし、

嫌なことを考えながら眠ると、夜にもその気分は続いて、よく眠れない夜を過ごすことになるでしょう。

夜眠る前に、自分が解決したい問題を考えながら眠りについたり、あるいは、眠っている間に解決をお願いしておくと朝、目が覚めた時に、その解決策とともに目が覚めるなんてことがあったりもします。

でも、もちろん最善は、瞑想しながら眠ることです。

そうすれば24時間を瞑想にするという「ゾルバ・ザ・ブッダ クラブ」の実施にも抜かりがないことになります。

眠る直前の意識に気づきながら眠って、次の朝、どういう意識で目覚めるかに気づいてみてくださいね。

ただ、ここで気をつけることは、

瞑想しながら眠る、だと、瞑想することが眠ることに結びついてしまうので、気をつける必要があります。

厳密には、
瞑想をした後眠る。
だと思います。

瞑想をして、
瞑想を終えた後、
そのまま眠りにつく。

というふうにするといいでしょう。

Oshoの瞑想の研究家でもあるマニーシャは、瞑想についてのオンラインコースの中で

瞑想をするには、できれば瞑想の場所を確保すると良い、ということとともに、

できれば、寝室と瞑想の場所を分けるように、ということをアドバイスしています。

なぜなら、
寝室は眠る場所であり、
瞑想は目覚めることなので、

寝室を瞑想の場所にすると、瞑想=眠る という連想が働いてしまう危険があるからです。

ここでのOshoの言葉は上級者用で、瞑想で目覚めるという感覚が十分に発達してきている人用と思った方が良いと思います。

なぜなら、ここでのOshoの要点は、眠っている間も、目覚めている意識とともにいることだからです。

おそらく、この講話は、かなり瞑想をしてきている人に向けて話されています。

今日はここまでにします。

えたに