楽に生きよう

人生は解決されるべき問題ではなく、
 生きられるべきミステリーだ

というのは私の好きなOshoの言葉ですが、

そのことについて話しています。

Oshoの言葉

できるだけ楽に生きなさい
だが、人々は私を理解しない

私は「人生はミステリーだ。
解決するものではなく、
生きるべきものだ」と言う

そして、誰かが私に尋ねた
「Osho、あなたがそう言ったとき、
私は 「人生は苦悩だ。
解決するものではなく、
生きるべきものだ」と聞こえました。

それはあなたしだいだ。

私にとっては、
人生はミステリーであり、

解決されるべきものではなく、
生きるためのものだが、

あなたはそれを 「苦悩」として
聞くことができる

自分にとって不必要な問題を
作らないように
あなたのすべてのエネルギーを
本質的な問題に集中させる
ことができるように

そして、
その本質的な問題とは、たったひとつだ

汝自身を知れ     
            Osho

TAKE LIFE AS EASILY AS POSSIBLE

Take life as easily as possible.
But people don’t understand me.
I say to them, “Life is a mystery. It is not to be solved but to be lived.”
And somebody has asked me,
“Osho, when you said that, I heard,
“Life is a MISERY, not to be solved but to be lived.”

That is up to you.
To me it is a mystery, not to be solved but to be lived,
but you can hear it as “misery.”

Don’t make unnecessary problems for yourself,
so that your whole energy can become focused on the essential problem.
And the essential problem is only one: Know thyself.
                 Osho

TAKE LIFE AS EASILY AS POSSIBLE
というのは、

直訳すれば、

人生をできるだけ楽に受け取りなさい、

という意味になりますが、

人生をどのように受け取るか、
人生をどのように考えるかによって、
人生の生き方がまったく異なったものになってしまいます。

簡単に言えば、
人生に対する自分の信念、考え方が
その人の人生の生き方を決めてしまいます。

それは、自分の人生に対する世界観の問題でもあります。

世界は自分に敵対している、というふうに考えれば、
あらゆる人を敵と見做して、
戦い、打ち勝ち、克服していくべき人生になるでしょう。

「世界は二人のために」っていう歌がありますが、
そのように見えるようになれば、
世界は薔薇色で、愛に溢れてたのになるでしょう。

「世界を敵対しているものだ」と見るのは、
マインドによるものの見方です。

世界は愛に溢れたもので、愛によってできていると
見ることができるのは、
ハートによるものの見方とも言えるでしょう。

それは、自分自身をどのように見ているのか?
自分をどのように考えているのかということにも
密接に関わってきます。

自分は価値がないものとして批判的に見るのか、
それとも自分は価値がある存在だと見るのか?

前者はマインドから見る見方で、
後者はハートから見る見方とも言えます。

それはともかく、

Oshoが「人生はミステリーだ」と言っているのに、

それを聞いた人は、

「人生は苦悩に満ちたもの、悲惨で惨めなものだ」
というふうに聞くこともできるわけです。

人生に対していつもそのように考えていると
人が言っていることに対しても、
自分が考えているように解釈して聞いてしまう
というのはよくあることです。

そのようにして、その人のミステリーに満ちた人生は、
苦悩や惨めなものを引き寄せていくことになるのでしょう。

そこでOshoは言います。

人生に対して、もっと楽に考えなさい。

Take it easy

っていうタイトルのOshoの本がありますが(「一休道歌」)、

「そんなに深刻にならないで、気楽にしていなさい」

っていうような意味なんですが、

TAKE LIFE AS EASILY AS POSSIBLE

という言葉も、

人生に対して、できるだけ楽に受け取りなさい、

もっと楽に生きようよって、

Oshoは言ってくれています。

ともすれば、なにごとも深刻に受け取ってしまいがちなこの世の中。

確かに、周りを見れば深刻な問題だらけでもあるのですが、

ちょっと見方を変えれば、
ちょっと見る次元を変えれば、

そうすることだけでも、この人生は
もっと不思議に満ちたワンダーランド、

楽しく生きることだって可能なんですよね。

「もっと楽に生きよう」

というのを人生のテーマにしてみてはいかがでしょう?

今日はここまでにします。

えたに