ギャップに気づきなさい
あなたの静かな瞬間に
あなたが座っている時、
あるいは電車や飛行機で
旅をしている時
目を閉じて、
あなたの呼吸を見守りなさい
息を吸う時、
呼吸とともに内側へと入り
息が出る時、
あなたは外側へと出る
あなたが内側へと入ると、
呼吸が外側へと動き始める前に、
一瞬呼吸が止まる瞬間がある
そして息が外側へと出てしまうと、
ほんの一瞬、再び呼吸が止まる
これら2つのポイントは
非常に重要だ、
なぜなら、あなたはさらに
もっと気づくようになるにつれて、
これらのポイントは
よりもっと明確に、
長くなっていくからだ
息を吸って、
そして休止がある、息が止まる
そして、その休止には
すばらしい美しさがある、
至福に満ちている
Osho
この、ギャップに気づく、という瞑想は、
Oshoはところどころで話しています。
私も好きで、思い出したときによくやっています。
最近またやり出していて、以前に増して、
そのコツがわかってきて、いい感じです。
最近紹介していたOshoの言葉のせいもあって、
ここのところ「存在」ということがマイブームになっていて、
それで自分の瞑想についての理解が深まってきている気がしているのですが、
この「ギャップ」に気づいているようにしていくと、
まさにそのギャップのなかに「存在」がある感覚があります。
その感覚を楽しんでいたときに、
ずいぶん昔になりますが、
一時期、ブレスのトレーニングを受けていたころの体験を思い出しました。
ブレスのトレーニングでは、
ブリージングというセラピーのテクニックを学んだのですが、
ガンビーラという、とても素敵なセラピストが来日して、
1ヶ月ほどのトレーニングを受けたのです。
当時はまだ、サニヤシンになりたてのころで、
いろんな体験がとても新鮮で、
このブレスのトレーニングでも、不思議な体験を
いっぱいしました。
ずいぶん昔のことで、懐かしい経験です。
それはともかく、そのブリージングのテクニックは、
簡単に言ってみれば、過呼吸を意識的に起こすことで、
胎内記憶に戻ったり、過去生の記憶に戻ったり、
ということなどもできるのですが、
瞑想を深めていくことにもとても役立ちました。
そのトレーニングの中で、
1時間ほどブリージングをした後、
普通の呼吸に戻っていく時に、深い瞑想体験を
することがよくありました。
その時に今でも鮮明に思えている体験が、
まさにここでOshoが語っている状態でした。
これら2つのポイントは非常に重要だ、
なぜなら、あなたは
さらにもっと
気づくようになるにつれて、
これらのポイントはよりもっと
明確に、長くなっていくからだ
息を吸って、
そして休止がある、息が止まる
そして、その休止には
すばらしい美しさがある、
至福に満ちている
ブリージングのあとでは、
おそらく血中の酸素濃度が高まっているのだと思いますが、
呼吸を普通に戻すと、その呼吸はとてもゆっくりとして、
そのギャップも、とても長いものになることがあります。
息を吐いたら、そのまま呼吸が止まったようになって、
いつまでも吸う息が起こらないようなときがあって、
そのなかに、すばらしい美しさ、静寂、平安、
至福に満ちたひとときがありました。
そのまま永遠に息を吸わなくてもいいような感覚さえありました。
それは今思えば、存在とともにいるような
体験だと言えるのかも知れません。
その存在とともにいることが、
ただ、呼吸のギャップに気づくだけで、
できるのですから、
この「ギャップに気づく」という瞑想は
とても奥が深いものがあります。
今日はここまでにします。
えたに