瞑想の選び方(4)

Oshoの言葉

前回からのつづき

瞑想の選び方(4)

これらの技法が書かれたのは
おそらく1万年前のことだ

まったく別の類の人類
異なる文化
異なる種類の人びとだ

現代人
この時代の人間とは
いくらか違いがある

一万年後なら 
それは不可欠だ

例えばダイナミック瞑想は
これらの112の技法には
含まれていない

それは現代人には必要不可欠だ
当時はそうではなかったかもしれない

人びとが純真だったら
ダイナミック瞑想は必要ではない

だがもし
人びとが抑圧されていたら

心理的に
たくさんの重荷を抱えていたら
そのときはカタルシスが必要だ
                        Osho

これらの技法がいつ書かれたのか、
ということについては
5000年前という説もあるようですし、
定かではありません。

それがそもそもどのように書かれたのかとか、
どのように伝えられたのかは
わかりませんが、

Oshoはそれを1万年前のものとしています。

2500年前の仏陀の言葉でさえ、
如是我聞として口伝で伝えられ、
文書として残されたのは数百年後の
結集があってからのことだとされていますし、

日本の古事記も口伝として
伝えられていたことを考えると

1万年前というのは
気の遠くなるほど昔のことです。

そのような時代に
このような瞑想技法が存在し、
それが伝えられてきたということも
奇跡的なことです。

それがOshoを通して、
この現代に蘇った
ということも、奇跡です。

その瞑想技法を読んだだけでは、
何のことやらわかりません。

Oshoの解説があるから、
そういう瞑想技法なのか、
ということが理解されますが、

初めてそれらの112の言葉を
見ただけでは、よく理解できないものがほとんどです。

いずれにしろ、
Oshoはそれらの技法を自ら紐解いて、
それを瞑想としてやってみたわけです。

マスターもなしに、
それらの技法を紐解いて
実践してみるということも
大変だったことだと思いますが、

それらを全部実践してみて、
Oshoがわかったのは、

この瞑想技法は、
当時の純真な人々に向けられた技法であり、

現代人のように、

人びとが抑圧され、
心理的に
たくさんの重荷を抱えていたら
それらの瞑想技法を正しく実践できない
ということです。

まずそれらの心理的な重荷を降ろして
純真になることが必要であり、

そのためにはカタルシスが必要だ
ということがOshoの診断です。

それが、Oshoが現代人のために
ダイナミック瞑想や
クンダリーニ瞑想を編み出した理由
ということになります。
https://www.osho.com/ja/meditation/osho-active-meditations/osho-dynamic-meditation

 

次回に続く

えたに