このOshoの短い言葉はとても深い人間の心理を洞察しているように思われます。
キリストはユダに裏切られ、仏陀は提婆達多に裏切られ、Oshoも例に漏れず、最も近くにいた人たちからの報復ともいえる仕打ちを受けてきています。
キリストにしろ、仏陀にしろ、Oshoにしろ、カリスマのある人たちでした。
そのような人を人々は崇拝しようとします。
しかし、崇拝すれば、「いつの日か、あなたはその人に報復することになる」とOshoは語っています。
多くの崇拝する人たちに囲まれながら、Oshoは、自分は普通の人だ( ordinary man)、みんなとなんの変わりもない、ということを何度もなんども繰り返して語っています。
そして、ひとたび崇拝してしまうと、その人を許せなくなるという人間の心理についても。
人間の奥深い心の法則は、古今東西のさまざまな例に見られる人間のサガであるようです。
生の基本法則をつねに覚えておきなさい
誰かを崇拝したらいつの日か、
あなたはその人に報復することになる
「ゴールド・ナゲッツ」 by Osho