今回の質問はこうです。
「すべての宗教は神に基づいています。その道徳、戒律、礼拝、神聖さ、すべては神に向けられています。そしてあなたは、神は死んだと言っています。だとすれば、神という概念に依存している、これらの美点はどうなるのでしょう?」
例によって、Oshoの回答はダイレクトです。Oshoの口から直接聞いてください。
こんな言い方をされると、神でさえショック死しそうです。
ここにテキストで書いてもその迫力は伝わりません。
こういうこうとを堂々と口に出してさまになるのはOshoぐらいなものです。
普通ならもう少し世間体に配慮しそうなものですが、Oshoはそういう世間の思惑は一顧だにしていないです。
この講話は1988年前後だと思われますが、禅に関するシリーズで語られています。
この本のタイトルは
“God is Dead – Now Zen is the Only Living Truth #1”
「神は死んだ──今や禅だけが生きている真実だ」
Oshoの晩年の2年ほどは、禅の講話だけを語っていました。
禅は神などは認めていませんから、禅の立場で答えれば、Oshoのような回答になるかと思われます。
つまり、これはOshoの見解というだけではなく、禅の立場から禅師が述べても、このような答えになるのではないかと思われます。
Oshoは語っています。
真の道徳は瞑想者の意識からのみ生じる
それは何か外から持ち込まれたものではない
それはあなたの存在そのものから生じる何かだ
それは自然発生的だ
そして道徳が自然発生的であるとき
それは喜びだ
それはただ、あなたの思いやりと愛を
分かち合うことだ
1分50秒足らずの、短い講話です。
日本語の字幕付きです。字幕が表示されない時には、画面の右下の「字幕」表示のためのアイコンをクリックして日本語表示を選択してください。それでも表示されない時は「設定」でJapaneseないし「日本語」を選択してください。
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今日はここまでとします。
えたに