Oshoの神聖なタッチ

ここでジョティが述べているダイナミック瞑想は、5つのステージからなる1時間の瞑想です。

しかし、このジョティのころは、ちょうどまだOshoが大学の哲学の教授の職を辞して、彼の教えを一般の人たちに教えていくことを始めた時期で、Oshoもダイナミック瞑想を作り上げていく時期だったようです。

というのは、現在のダイナミック瞑想では「ブッダの姿勢で静かに座っている」というステージはないからです。

「沈黙のステージ」は「ストップ」の第3ステージですが、現在のダイナミック瞑想では、両手を挙げてジャンプしている途中で「ストップ」というOshoの声で全てが静止します。

それはともかく

Oshoの神聖なタッチによって、内側にあったブロック(塊)のようなものが解き放たれたのです。

ということですが、このダイナミック瞑想は、最初の呼吸のステージと第2ステージのカタルシスのステージで、この「Oshoの神聖なタッチ」と同じ効果、「内側にあったブロック(塊)のようなもの」を解き放つ作用をもたらすようにデザインされています。

ダイナミック瞑想は、マインドで頭がいっぱいになっていて、いろんなものを抑圧している人には欠かせない瞑想法です。

それでは「Oshoの神聖なタッチ」をお楽しみください。

一万人のブッダたちへの百話

ジョティは語ります。

「 Oshoはジャバルプール大学の教授職を辞し、ボンベイに移ってきました。

そしてある友人が用意したCCI会館にある寝室が二部屋ついたアパートにゲストとして滞在しています。

そのアパートの寝室のひとつで、私たち約8人の友人たちが、7時から8時までの間毎朝ダイナミック瞑想をしています。

私はボンベイ郊外に住んでいて、一時間近くかけてCCI会館にやって来ます。

瞑想では、皆のうちのひとりが瞑想リーダーをして、残りは瞑想に参加します。

沈黙のステージが始まると今日の私たちの様子を見に、Oshoが部屋に入ってきました。

ブッダの姿勢で静かに座っていると、すぐそばにOshoがいるのが感じられました。

Oshoは私の頭に手を置いて、軽く揺さぶりながら
抑えていないで、レット・ゴーしなさい

と囁きました。

すると何かが起こりました。
全身が震え始め、お腹の底から泣き始めました。

Oshoの神聖なタッチによって、内側にあったブロック(塊)のようなものが解き放たれたのです。

内側でそれほど抑圧していたとは自分でも気づいていませんでした。

半時間ほどおもいっきり泣いた後、ようやく深い沈黙のなかに落ち着きました。

非常に深いくつろぎと、目にみえない重荷から解き放たれた開放感がありました。

私の魂に自分ひとりでは何年もの歳月を必要としたであろう深い浄化が起こったのです。

愛するマスターありがとう。」

 

今日はここまでにします。

えたに