現代人のための瞑想
Meditations for Contemporary People アメリカでのインタビューシリーズからです。
世の中には様々な瞑想があります。 それらの瞑想は本当に効果があるのでしょうか?
結論を言うと、自分にあった瞑想を選ぶ必要があります。というか、その方が効果が得られやすいです。
それぞれの人によってタイミングやタイプ、好み、その人の状態があるので、自分にあった瞑想を選ぶ必要があります。
必ず自分にあった瞑想はあります。 もうひとつ言えるのは、現代人はそのままでは瞑想できないようになってしまっているので、瞑想のための準備も必要になっている、というのが現状のようです。
今回のOshoの講話は、その自分にあった瞑想を選ぶためのアドバイスです。
<質問>
「あなたはいくつかのテクニック
瞑想法を考案されました
そしてインドには
112の瞑想法があるとおっしゃっています。
では、どのように役に立つものを
選んだらいいでしょうか?」
Osho
「それらは全て役に立つ
112の全ての技法に目を通してみるといい
半時間もあれば目を通せる
それぞれの技法はたった
2行しかないのだから
だから それらに目を通してみて
そしてピンとくる瞑想法があったなら
これは もしかしたら
自分に合うかもしれないと
思ったなら それをやってみるといい
あるいは
2つか3つの瞑想法が見つかったら
1つずつやってみるといい
それぞれに機会を与えなさい
112の中には
かならず自分に合う瞑想法が
1つ以上はあるはずだ
1つは絶対に確実だ
だが、私の体験では
どんな人にでも
誰にも
1つ以上は 適したものがある
いちばん簡単な方法は
ただ通読してみることだ
それらを読む
すると
どれかの瞑想法が
突然あなたにピンとくる
これがそうだ! と
それを試してみなさい
少なくとも21日間だ
それがうまくいきはじめたら
他の技法は全て忘れて
それをやり続けなさい
どれほど多くの技法を
試すかは問題ではない
大切なのは
あなたが一つの技法を
その最後の最後までやり抜くことだ
その究極の深みまで」
そのように1つの技法をやり抜いた後、どのように他のテクニックを試していくことができるかについても、Osho自らがその112の技法を試した時の体験を交えながら詳細に語ってくれています。
また、これらの112の瞑想技法以外に、どうしてOshoが独自の瞑想技法を生み出さなければならなかったかについても語っています。
それはこれらの112の技法ではカバーしきれない問題が、現代人にはあるということがわかったからです。
これらの技法が書かれたのは、5千年以上前、1万年も昔のことで、その頃の人類と現代人は、人種も文化も全く異なってきているからです。
Oshoが考案した瞑想法の中で、ダイナミック瞑想は代表的なものですが、これは現代人が瞑想を深めていくためには不可欠なものになっています。
なぜなら、現代人は複雑な文化文明の中に生まれ、多くの条件付けの中で抑圧され、様々な人間関係の中で、心理的に多くの重荷を抱え込んでしまっているからです。
瞑想の中に深く入っていくためには、まずはそれらの重荷をおろす必要があるからです。
「その後からなら、112の技法は難しくないだろうが、もし現代人がそれをすることなくそのまま試したとしても、失敗するだろう」
とOshoは語っています。
ちなみに、Oshoがここで語っている112の瞑想とはヒンドゥー教の聖典の1つで、今から約五千年前、神であるシヴァがその愛人デヴィの神聖なる質問に答える形をとることから生まれた112の瞑想技法で、「ヴィギャン・バイラブ・タントラ」(Vigyan Bhairav Tantra)のことです。
「ヴィギャン」は意識、「バイラブ」は意識を超越した状態、「タントラ」はここでは技法をそれぞれ意味し、合わせると「意識を超越する技法」という意味になります。
「私には瞑想において、
この「ヴィギャン・バイラブ・タントラ」
以上のものがあるとは思えない。
112の鍵は十全だ。
あれだけで充分のようだ・・・・
113では正しい数のようには
見えないだろう。
112という数は、
本当に秘教的で美しく見える」
Oshoはこの「ヴィギャン・バイラブ・タントラ」についての講話をしています。
そうすることによって、古代の瞑想技法を現代人のために蘇らせたのです。
その技法について読んだだけでは意味不明なものが、Oshoが語ることによって、現代人にでもわかりやすく実践することが可能になりました。
日本では10巻の本となっています。(そのうちの1冊はこれ)
それでは、Oshoの語る、瞑想の選び方と現代人に不可欠な瞑想技法についてご覧ください。
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今日はここまでにします。
えたに