エネルギーを創造的に変容させ、人生に革命を起こす方法

瞑想の準備として、エネルギーの使い方を覚えることが大切です。

なぜなら、エネルギーは一度生み出されると消えることはないからです。

物理学ではエネルギー保存の法則とも言われ、物理学の様々な分野で扱われ、熱力学では熱力学第一法則と呼ばれています。

エネルギー保存の法則では、エネルギーがある形態から他の形態へ変換しても、そのエネルギーの総量は常に一定不変です。

これは物理法則の中でも最も基本的な法則の一つで、自然の法則の一つと考えられています。

人間に当てはめると、感情もエネルギーなので、そのエネルギーを怒りとして使うこともできるし、その同じエネルギーを情熱として使うこともできます。

あるいはその怒りのエネルギーをクリエイティブな行動に使うこともできるし、そのエネルギーを運動エネルギーに変えて筋肉を鍛えることにも使うことができるということになります。

例えば仕事で怒りを感じることがあったとします。
仕事が面白くないのかもしれないし、上司から理不尽なことを言われたのかもしれないし、お客さんからのクレームかもしれません。
あるいは
、部下が思うように仕事をしてくれないのかもしれないし、同僚とうまくいかないのかもしれないし、思うように仕事が捗らないのかもしれません。

そのとき、あなたならどうしますか?

同僚と飲みに行って愚痴を言ったり、あるいは怒りをぶちまけて喧嘩するか、黙って我慢してストレスを感じたままにしますか?
あるいは、怒ってないふりをして抑圧するか、仕事を楽しめるように工夫しようとしますか?
それとも、
クレームをチャンスに変えようと思って、もっと仕事を頑張ってスキルを上げようと思いますか?

自分の中に生じた怒りというエネルギーをどのように対処し、対応するかによって、その人の人生は全く異なったものになってしまいます。

大切なことは、まず自分の中にその怒りの感情が芽生えたということに気づくことです。

自分の中に生じたネガティブな感情は、ごく小さな時に気づけば、それが大きな感情に育たずに消えてしまうことはよくあります。

でもその感情が大きくなって、怒りのようなエネルギーになってしまった時には、そのエネルギーをどうするかを考えなければなりません。

すでにこれまでの怒りの感情が古いブロックとなってしまっていれば、まずそれを浄化してブロックを解放することをする必要があります。

でも新たに怒りの感情が生じたなら、それをクリエイティブに使っていく方法はいくらでもあります。

つまり、エネルギーは中立なので、それをいかようにも使うことができるという性質を持っているので、クリエイティブにそれを使って表現していくことが大切になってきます。

Oshoはここで、怒りを身体を浄化するための創造的なエネルギーに変容する方法を提案しています。しかもそれは数分でできて、体の鍛錬にもなるので、ジムに行く必要も無くなってしまいます。

想像してごらん。
あなたは仕事をしながら怒っている――
内側に強い怒りがあるが、表現できない。

わたしはあなたに、
こうしてみることを勧める――
そのエネルギーを創造的に変容させるのだ。

できるだけ自分の脚の筋肉を収縮させなさい――
あなたの脚は誰にも見えはしない。
硬直させ、できるだけきつく引き伸ばす。

これ以上は無理だと思ったら、
突然緩めなさい。

あなたは怒りが消え去ってしまったのに気づき、驚くだろう。
それに筋肉を鍛えて強くすることもできる。

こうして、
破壊的になる可能性のあった
怒りの衝動は解き放たれる。
おまけに脚も鍛えられる。
あなたは怒りにブロックされた身体を、
どの部分でも鍛え上げ、
向上させることができる。

生み出されたエネルギーは、
創造的な方法で使われるだろう。

あなたの手がブロックされているなら、
両手の筋肉を緊張させてごらん。
すると、怒りのエネルギーが
すべて使われるだろう。

胃がブロックされているなら、
胃の全筋肉をすぼめ、
怒りのエネルギーすべてが
筋肉の収縮に使われていると想像してごらん。

1、2分のうちに怒りは消え去り、
エネルギーが創造的に使われたのがわかるだろう。

エネルギーは常に中立的だ。
怒りによって生じたエネルギーそのものは破壊的ではない。
怒りという形で使われるから破壊的なのだ。

より良く活用しなさい。
より良い方法で使わないと、
破壊的な形で存続するだろう。
何かしなければ、それは消えることができない。

それを利用することを覚えたら、
人生に革命を起こせる。

だから身体を浄化するためには、
古いブロックが解き放たれ、
新しいブロックが創造的に変容されなくではならない。

これらはふたつの初歩的なステップであり、非常に重要だ。

ヨーガのポーズ ーー
アーサナの多くは、
身体を創造的に用いることを意図したものだ。
運動は身体を創造的に使う。

身体を創造的に使わないなら、
祝福となるはずだったエネルギーは、
すべて呪いとなるだろう。

あなたがたはみな、
自分のエネルギーによって苦しんでいる。

別の言葉で言えば、
エネルギーを持っているだけで
問題となり、重荷になっている
。」

あなたは今日どのように自分のエネルギーを使いますか?

それでは今日も素敵な一日を!

Have a nice day!

えたに