Oshoの言葉に嘘はありません。
本当に、死は一瞬にして起こるのです。
2010年の3月。それが起こった日の朝6時過ぎ、私は普通に目覚め、普通に起きたのです。
どこも痛くはなく、気分も悪くはありませんでした。
ところが、車に忘れ物をしていることを思い出して、すぐ近くの駐車場に取りに行こうと玄関を出たまではよかったのですが、なんだか体が異常に重い感じて、歩くことができません。
玄関から数歩あるいて、「これでは駐車場にたどり着けない」と感じて、引き返しました。
歩こうとするとひどく立ちくらみがするので、ベッドに横になると、気分がよくなり、どこも悪いようには感じません。
その後の経緯は省略しますが、そのあとトイレに入ったまでは覚えていますが、次に記憶があるのは、私の名前が遠くからしきりに呼ばれているのにうっすらと気がついたときです。
そしてそのうっすらとしていた意識が体に戻ってきたと感じたと同時に、大量の喀血。
私を介抱していた彼女が救急車を呼んだようで、救急車の音が聞こえ、救急隊員が3名担架を持って現れ、トイレを出た目の前にその担架が置かれ、そこに横たわり、救急車に運び入れられ、救急隊員が無線で受け入れてくれる病院に連絡を取り、そのまま病院に運ばれて、即手術。
そのとき、発見が遅れていれば私はこの世にはいないでしょう。
本当に、死は一瞬にして起こる、ということを体験したのでした。
私たちの生は、死の世界と隣り合わせの薄氷を踏んで歩いているようなものなのです。
大地の上を歩いて生きているように思っているのかもしれませんが、大地と思っているのは薄氷で、いつその薄氷が破れて死の淵に落ちてしまうかわからないのが、この生です。
それではOshoの言葉です。
人生は70年、80年の長さがある
そして死は一瞬にして起こる
死はあまりにも凝縮されているから
もし生を正しく生きていれば
あなたは死の神秘に入ってゆくことができる
そして死の神秘とは
死はたんなる覆いだということであり
そのなかにあなたの不滅性
あなたの永遠の生が隠されている
「ゴールド・ナゲッツ」より by OSHO
自分は生を正しく生きているのか?
死に覆われた「不滅性」とはなにか?
永遠の生は本当にあるのか?
その探求がなされるのが「瞑想」です。
「生を正しく生きる」とはどういうことか?
「死の神秘」とは何か?
についてはOshoの「死について 41の答え」に詳しく書かれています。
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