Oshoのハラについての話 その1

Oshoのハラについての話を理解するには、

基礎知識が必要となり、ひと言では紹介できないので、

何度かに分けて、シリーズでご紹介します。

Oshoはハラについては、いろんなところで語っていますが、

チャクラとは異なったセンターとして話しています。

そこで、Oshoがハラについて、ある人の質問に答えている講話が

ありましたので、今回は、その講話を何度かに分けて、ご紹介します。

Oshoに対して以下の質問がありました。
==============================
「Osho
11年前、初めてあなたの前に座ったとき、
私はあなたのエネルギーに、
あなたの愛に、圧倒されました。

あなたのエネルギーに、あなたの愛に、
あなたに、圧倒されました。

私はただ泣き、黙ってあなたの足元に
ひれ伏すしかありませんでした。

しかし、私はあなたに
とても理解されていると感じました。

その時、あなたは私に、
自分のエネルギーを内に秘め、

それを自分のハラに持ってくるように
と言いました。

その時、あなたは私に

「エネルギーを内に秘めて、
私のハラに持ってきなさい」
と言いました。

それ以来、この言葉は私の心に残り、
私のハラは親友になりました。

ハラは親友になり、へその下は
私のフィーリングを映す鏡になりました。

それからは、涙と喜びの笑い、
この人生をあなたと共に
歩むことができる感謝で

私の言葉の大半を抑えてきました。

私の愛するマスター、
この小さな提案の裏には、

私の想像を超えたものが
あるように思います。

どうかハラについて何かもっと
話していただけませんか。

そして、さらに私を
導いてくださいませんか?

デヴァ・ラディカ、
「ハラ」とは、
生命が体から離れる中心だ。
それは死の中心だ。
ハラという言葉は日本語だ。

だから、日本では自殺のことを
「ハラキリ」と言う。

その中心は、へその下20センチ
のところにある。

それは非常に重要で、世界中の
ほとんどの人がそれを感じている。

しかしは日本だけが、
その意味を深く追求した。

センターについて非常に熱心に
研究していたインドの人たちでさえ、

ハラについて考えていなかった。
なぜ見逃したかというと、
彼らは死に何か意味があるものだと
考えることがなかったからだ。

あなたの魂は決して死ぬことはない、
だったらどうしてエネルギーが外に
出るためのドアとしてしか
機能しないセンターについて

気にする必要があるのか。
しかも、他の体に入っていくのに? 
というわけだ。

彼らは、生命センターである
セックスから働きかけた。

彼らは7つのセンターに働きかけたが、
ハラはインドのどの経典にも
言及さえされていない。

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この質問者、ラディカはOshoに質問するにあたって、最初に次にように書いています。

11年前、初めてあなたの前に座ったとき、
私はあなたのエネルギーに、
あなたの愛に、圧倒されました。

あなたのエネルギーに、あなたの愛に、
あなたに、圧倒されました。

私はただ泣き、黙ってあなたの足元に
ひれ伏すしかありませんでした。

しかし、私はあなたにとても
理解されていると感じました。

この感覚は、Oshoに会ったときに、多くの人が感じることです。

おそらく、ラディカは、Oshoとのダルシャン(マスターと弟子との面会の機会)のときに、このことを感じたのでしょう。

ダルシャンでは、Oshoは弟子と一対一で面会して、その人に向けて話をしたりします。

とりわけ、リーヴィングダルシャンと言って、

しばらくアシュラムに滞在したサニヤシンが、アシュラムを離れて、

自国に帰る時などには、その人に向けてアドバイスをすることがあります。

おそらく、そのときに、Oshoはこの質問者に次のようなアドバイスをしたのでしょう。

自分のエネルギーを内に秘め、
それを自分のハラに
持ってくるようにと言いました。

その時、あなたは私に
「エネルギーを内に秘めて、
私のハラに持ってきなさい」

と言いました。

それから11年後に、ラディカはOshoに次のように質問しました。

私の愛するマスター、
この小さな提案の裏には、私の想像を
超えたものがあるように思います。

どうかハラについて何かもっと
話していただけませんか。

そして、さらに
私を導いてくださいませんか?

このOshoの講話は、このラディカに向けて話されています。

このOshoの話を聞くにあたっては、そのようなバックグラウンドを念頭に聴くことが大切です。

というのは、Oshoの話は「対機説法」でもあるので、一般的な理論を、一般的な人に向けて話されたのではない、ということです。

ラディカのエネルギーを見て、彼女に必要なことを話しています。

そのなかで、ハラについての理解も合わせて語ってくれています。

そのことを前提に、読んでください。

このOshoの話の中では、ハラについてのエネルギーセンターについての基本的な考え方と、チャクラとの違いについて語っています。

続きは、また明日。

えたに