ハラの取説 その1

Oshoの言葉

ハラの取説 その1

だから、私の提案は以下の2点だ。
可能なかぎり
自分のセンタリングを保ちなさい。

些細なことで動かされてはいけない。
誰かが腹を立てたり、
誰かに侮辱されたりしたら、

あなたは何時間もそのことを考える。
誰かが何かを言ったというだけで、
あなたは一晩中かき乱される。

もし「ハラ」にもっと
エネルギーを保持できたら、

当然それだけ多くのエネルギーが
上昇しはじめるのだ。

「ハラ」には一定の容量しかないし、
また上に向かうエネルギーは
すべて「ハラ」を通っていく。

ただ「ハラ」を閉じておけばいいのだ。
だから、ひとつは「ハラ」を閉じる
ということだ。

もうひとつは、常により高いセンターに
対して働きかけるということだ。

たとえば、もしあまりに頻繁に
怒りを感じるのなら、

あなたは怒りについてもっと瞑想して、
怒りが消え、そのエネルギーが
慈愛に変わるようにするべきだ。

もしあなたがすべてを憎悪する人なら、
そのときは憎悪に集中すべきだ。
憎しみに瞑想しなさい。
そうすれば
その同じエネルギーが愛になる。

          Osho

ハラについて、もう少し詳しく語っている
Oshoの講話がありましたので、
ハラについて、もう少しご紹介しますね。

ハラとここでOshoが言っているのは、
日本語では丹田にあたるようです。

可能なかぎり
自分のセンタリングを保ちなさい。
些細なことで動かされてはいけない。

というのは、武道で言えば、
腹を練る。
丹田を練るというふうな言葉で言われています。

そうすると、ハラが据わる状態になります。
ハラに中心が定まる状態です。

それが、Oshoがセンタリング、と言っている状態です。

そうなると、どうなるか?

誰かが腹を立てたり、
誰かに侮辱されたりしたら、

あなたは何時間もそのことを考える。
誰かが何かを言ったというだけで、
あなたは一晩中かき乱される。

もし「ハラ」に
もっとエネルギーを保持できたら、

当然それだけ多くのエネルギーが
上昇しはじめるのだ。

つまり、誰かが腹を立てたり、誰かに侮辱されても、
そのことで頭にきたりしなくなるわけですね。
それについては受け流すことができるようになります。
そればかりではなく、

もし「ハラ」にもっと
エネルギーを保持できたら、

当然それだけ多くのエネルギーが
上昇しはじめるのだ。

そうすると、
そのような感情的なことに
エネルギーを浪費しなくなって、
そのエネルギーをもっとクリエイティブなことに使えるようになるわけです。

あなたは怒りについてもっと瞑想して、
怒りが消え、そのエネルギーが
慈愛に変わるようにするべきだ。

これが、私たちが、日常生活で、
24時間の瞑想ですることなのです。

憎しみに瞑想しなさい。
そうすれば
その同じエネルギーが愛になる。

瞑想によって、そのことが可能になるということです。

その瞑想法がハート瞑想です。

今日はここまでにします。

えたに