ハラと至福について   その2

Oshoの講話
ハラと至福について   その2

Oshoの言葉

ニーチェは「危険に生きよ」と言う。
なぜか? 

なぜなら、危険に瀕して、
人はハラに投げ戻されるからだ。

考えることはできない。
マインドでは物事を解決できない。
即座に行動しなければならない。

蛇が通り過ぎる。
突然蛇に気がつき、あなたは跳び退く。
その「蛇がいる」ということについて、
周到に考えてなどいない。

そこに三段論法はない。
マインドの中で
「今、そこに蛇がいる。蛇は危険だ。

だから私は跳びのかなければならない」
などと議論してはいない。

このような論理的な推論はそこにはない。
もしこのように理屈で考えていたら、
あなたは生きてはいられない。

判断などできない。自然発生的に、
間髪入れずに行動しなければならない。

行為が先にあって、
その後で考えることが来る。

跳び退いて、それから考える。
          Osho

英語で、直感を表す言葉に「ガットフィーリング」(gut feeling)という言葉があります。

gut というのは腸とか内臓を意味しますが、ハラで感じるというような感じだと思います。

ガッツがある、って日本語になってますが、そのガッツ(Guts)というのは、このGut の複数形ですが、胆力、度胸という意味にもなります。

日本語で言えば、ハラがすわっているとか、肝が据わっている、っていう表現になるのかもしれません。

要するに、体で感じる感覚です。
その中心がハラなわけです。

考えるんではなく、体に聴け、っていうことです。

直感で行動するには、ハラで動くといいってことです。

武道ではハラ(丹田)を練ることをしますが、それも、ハラで動く訓練なんでしょう。

確かに、考えていたら間に合わないですから。

直感を磨くには、ハラからですね。

今日はここまでにします。

えたに