寂しさへの瞑想シリーズ その11
Oshoの言葉
他者への必要性は消え去った。
あなたには抜け道もなければ、穴もない、
あなたは何も欠けていない、
何の欠点もないーー
あなたはただ自分自身でいて幸せだ。
あなたは何も必要としない。
あなたの至福は無条件だ。
そうだ、
それは世界で最も偉大な奇跡なのだ。
だが覚えていなさい、
マスターは言っている
「私はここで自分自身とひとりでいる」と。
あなたがひとりでいる(alone)とき、
あなたはひとり(alone)ではない。
単に寂しい( lonely)だけなのだ。
そして、孤独(loneliness)と
ひとりでいること(aloneness)には、
途方もない違いがある。
あなたが寂しい(lonely)とき、
あなたは他の人のことを考え、
他の人を恋しく思っている。
寂しさ(Loneliness)はネガティブな状態だ。
あなたは友人や妻や母親、恋人や夫など、
他の人がそこにいればもっとよかったのに、
と感じている。
他者がそこにいればよかったのに、
他者はいない。
Osho
孤独(loneliness)とひとりでいること(aloneness)の違いがここで述べられています。
禅師の言葉、
「私はここで自分自身とひとりでいる」
“I am here alone with myself.”
ただこのひと言を理解するために、
Oshoはこれだけの言葉をつむいでいるわけですが、
このひと言の背後には、坐禅の意味と体験が含まれているので、
その体験がない人がこの言葉を聞いても、わかりにくいかもしれないですね。
単なる寓話、何かの譬え話ぐらいにしか思えないわけです。
でも、Oshoは言っているわけです。
これは譬え話でも、寓話でもなんでもない。
それは、事実そのままなのだ、と。
それを体験すればわかる。
だから、この禅師の言葉通り、ただ独り坐ってごらん。そうすればわかるから。
というふうに言っているわけです。
Oshoの言葉を聞くまでは、
そのひと言の中にそれだけの奇跡があるなんて思いもしません。
他者への必要性は消え去った。
あなたには抜け道もなければ、穴もない、
あなたは何も欠けていない、
何の欠点もないーー
あなたはただ自分自身でいて幸せだ。
あなたは何も必要としない。
あなたの至福は無条件だ。
そうだ、
それは世界で最も偉大な奇跡なのだ。
そんな奇跡が起こるなら、坐ってみようかな?
って思ってしまうかもしれないですね。
今日はここまでにします。
えたに