生死の環を回避する技法

Oshoの言葉

生死の環を回避する技法

ガオは答えた
「誕生と死を回避するためです」

彼は聞いたことがあったに違いない
仏教徒たちは 生死の環を
出ようとしているのだと

そして明らかに
ほとんどの人びとは より多くの
惨めさを生み出すような 
生活の仕方をしている

人類のプログラミングのすべては
惨めさに向かう

だから人は 誕生と死の環から
抜け出す方法を考え始める

それは本当の 助けにはならない

あなたが学ばねばならないのは
社会があなたに与えたプログラミング
から抜け出す方法だ

そのプログラミングの外に出たなら
あなたは生死の外に
いわゆる環の外にいる

しかし惨めに感じたために
人は考えたのかもしれない
「生と死から抜け出した方がましだ」と
           Osho

これは禅の問答です。

師は尋ねた

「教訓を受ける目的は何か?
学んだとして そして何をしたいのか?
ブッダの教えをすべて受け取った時
何を行うつもりか?目的は何か?」

これに対するガオの答えは、

「誕生と死を回避するためです」

というものでした。

ここでのOshoの言葉は、

そのガオの真意を解説したものです。

> 人類のプログラミングのすべては
> 惨めさに向かう

ここでOshoが言うところの

「人類のプログラミング」とは
私たちのマインドのことです。

マインドはコンピューターと同じ働きをします。
マインドはプログラムされた通りに動きます。

そのマインドのプログラミングのすべては
惨めさに向かうようになってます。

その結果、現在私たちが直面している
世界の状況があります。

このような世界なら死んだ方がましだ。
こんな人生なら生きる意味がない、

と思って、仏教では、

この輪廻転生から逃れて、
ニルヴァーナの世界にいくことが理想とされています。

つまり、悟ることによって、
もう二度と生まれ変わることのないように
仏教の修行があるのだと、
ガオは答えたわけです。

> だから人は 誕生と死の環から
> 抜け出す方法を考え始める

と。

しかしOshoは言います。

> それは本当の 助けにはならない

では、どうすれば本当の助けになるのか?

Oshoは言います。

> あなたが学ばねばならないのは
> 社会があなたに与えたプログラミング
> から抜け出す方法だ

まさにこのことが、

Oshoが生涯をかけて
私たちに教えてくれていることです。

その方法こそが、

毎朝配信している
Oshoの言葉なのです。

瞑想することです。
気づくことです。

私たちは、

> 社会があなたに与えたプログラミング

の中にいます。

つまり、社会に洗脳されているのです。

そのことに気づくことが第一歩です。
第一歩であり、最後の一歩とも言えるかもしれませんが。

> 社会があなたに与えたプログラミング

それによって、
いわゆる私たちの信念や信条、
マインドが形成されています。

そのマインドのプログラミングを抜け出すこと。
それが瞑想であり、気づきです。

> そのプログラミングの外に出たなら
> あなたは生死の外に
> いわゆる環の外にいる

そのマインドのプログラムの外に出るためには、
まずそのマインドに気づくことが必要です。

そして、私たちが
社会からどのようにプログラミングされているのか?

その社会のプログラミングを解明することが
毎朝世界の情報でお伝えしていることです。

今この世界で起こっていることを見ることで、
この世界が私たちをどのように
プログラミングしようとしているのか
ということが透けて見えてきます。

これまでお伝えしている世界の情報を
見てこられた方は、
その世界のプログラミングがわかるかと思います。

その世界のプログラミングから抜け出す方法は
Oshoが毎朝私たちに教えてくれていることです。

つまり、
自分のマインドに気づくことです。

そのための第一歩として
ハートへと入っていくことは役に立ちます。

そしてそのハートが橋渡しとなって
存在へと戻っていくことができるようになります。

> そのプログラミングの外に出たなら
> あなたは生死の外に
> いわゆる環の外にいる

そのとき、私たちは
プログラミングの外に出て、

生死の外に、
輪廻転生の輪の外に出ることになるのです。

Oshoの言葉を動画で見たい方は
過去のブログで紹介しています。
https://oejbooks.com/2015/01/25/avoid-the-birth-and-death/

今日はここまでにします。

えたに