Oshoの講話から。
ハラセンターについてです。
死はあなたの身体の中のどこかに
スイッチを持つはずだ。
そこで日本人はそのブラックホールが
どこに存在するのか身体を探った。
それはヘソのすぐ下にある。
ヘソの2センチ下に
死の先端部が存在する。
それは非常に微妙なポイントだ。
あなたは「ハラキリ」という言葉を
聞いたことがあるに違いない。
この言葉はハラから派生している。
「ハラ」とは身体の中の
ブラックホールのことで、
ハラキリはそのブラックホールを使った
自殺を意味する。
Osho
前回はラディカの問題解決との関係でハラについて語られていましたが、
では、ハラってそもそも、どういうエネルギーセンターなのかということを見てみましょう。
>「ハラ」とは身体の中のブラックホール
ということです。
人間の体は小宇宙というふうにも呼ばれていますが、ブラックホールまであるのですね。
さらに、Oshoは次のように語ります。
身体の中のその「ハラ」とは非存在だ。
それは不在だ。
それは無だ。
そして、道教(タオ)の修行すべては
その「ハラ」に注意することだ。
彼らはそれのために別のタイプの
呼吸を編みだした。
彼らはそれを腹式呼吸と呼ぶ。
腹式呼吸を実践し、
それに同調している
道士(タオイスト)ほど
物静かな人に出会うことはできない。
あなたたちは胸で呼吸する。
世界中に存在するのは胸式呼吸だ。
それは浅い呼吸だ。
あなたたちが腹で呼吸をしないのは、
たぶん死を恐れているからだろう。
というのも、
腹で呼吸をすると息がハラまで
深く入ってしまうからだ。
そうなると、あなたは死に触れる。
死を恐れて、あなたたちは
浅い呼吸をしているのだ。
思い出しなさい。
恐怖を感じるといつも
呼吸が浅くなるものだ。
恐怖に襲われるといつでも、
あなたは
深く呼吸することができなくなる。
たちまち呼吸は浅くなる。
あらゆる恐怖は、
基本的には死に対する恐怖だ。
あなたが意識的にそれに
気づいていなくても、
あなたの身体は死がどこにあるかを
知っているのだ。
そっちへ行ってはいけない!と。
あなたの身体は賢い。
あなたのマインドよりも賢い。
そのはずだ。
マインドはほんの新参者だ。
身体はマインドよりも長く存在してきた。
何百万もの生を、
マインドを持たない生を経て、
たいへんな知恵を蓄積している。
いつであれあなたが恐怖を感じると、
呼吸が止まったり、
呼吸が浅くなったりする。
それ以上死に近づくのを恐れるのだ。
Osho
自分の呼吸をチェックして
呼吸が浅くなっていないかに
気づいてみるといいかもですね。
1983年、56歳の時に、
素潜りで、前人未到の
水深105メートルの記録を打ち立てたジャック・マイヨールは、
呼吸の持つ意味について、
とても興味深いことを語っています。
呼吸のプラナは生命エネルギーであり、
その生命エネルギーで組織を活性化する
ということはよく言われていますが、
さらに次のようなことを語っています。
「胎児が臍の緒で母親と繋がっているように、
人は呼吸で宙の母と繋がっている。
呼吸は霊的な臍の緒だ」というのです。
胎児は生まれる時に、
臍の緒が切られ、
別の次元に生まれるように、
私たちは、
呼吸という臍の緒が切れた時、
別の次元に生まれる。
生と死は同じことの裏と表であるとも
語っています。
胎児は臍の緒で母体とつながり、
誕生してからは、その臍の緒のあった
ハラで宇宙とつながっている、
ってなんだか面白いですね。
今日はここまでとします。
えたに