瞑想の選び方(5)

Oshoの言葉

前回からのつづき

瞑想の選び方(5)

だから
ダイナミック瞑想というのは
ただ、
そのスペースをきれいにする助けだ

その後なら
112の中から
どんな技法でも選べる
それは難しくないだろう

もし現代人が今すぐに試したら
失敗するだろう

私はいきなり試す人びとを
たくさん見てきたが
どこにも到達しない

なぜなら
彼らはゴミでいっぱいだからだ

まずはそれを
空っぽにしなければならない

ダイナミック瞑想は
この上も役に立つ

私が開発した技法はすべて
現代人のためのものだ

そしてこれらの技法を行えば
浄化され
重荷が降ろされ
単純で、無垢になる

おそらく
あれらの技法を
試す必要はなくなるだろう

だが
ただの好奇心から
技法の一つを試してもよい

そうすればあなたは驚くだろう

どれほど早く
自分がまさにその最奥の
核に入っていくかに

だから
最初にすべきは
カタルシスになるものだ

それは現代人には絶対に必要だ

それからなら
あれら(112の技法)の
沈黙の技法を

使うことができる
     Osho

このOshoの言葉を聞くと

ダイナミック瞑想をしていない人は
どうすればいいのだ?

と思ってしまうかもしれませんね。

> もし現代人が今すぐに試したら
> 失敗するだろう

> 私はいきなり試す人びとを
> たくさん見てきたが
> どこにも到達しない

それだったら、
これらの112の瞑想を試しても
無意味ってことじゃないかって
思ってしまいます。

このインタビューはアメリカでなされています。

当時はオレゴン州にあった
広大な荒地を、
素晴らしい楽園都市に変容させる
広大なプロジェクトが進行していました。

そこには、マンディールという名前の
巨大な瞑想ホールがあり、

そこで毎朝6時から、
数百人がダイナミック瞑想をしていました。

その建設中のコミューンには活気がありました。

溌剌とした若いエネルギーにあふれ、
人々は朝早くから、夜遅くまで、
沼地のような原野を耕し、建物を建設し、

十数時間の労働に従事しながら、
さらに夜には、ディスコで踊り明かし、
そして朝6時にはダイナミック瞑想をするのです。

そのうえ、毎日夕方のクンダリーニ瞑想の後、

数千の人々が、そのマンディールという大きなホールに集まって、
Oshoの講話を聞いていました。

一体どこからそのエネルギーが
生まれてきていたのだろうと思います。

このダイナミック瞑想の効果もあったのかもしれません。

それほどこのダイナミック瞑想は強烈です。

しかし、今のこの都会の中で、
ダイナミック瞑想を行う場所を見つけるというのは、
至難のことです。

しかし、要点は、

> そしてこれらの技法を行えば
> 浄化され
> 重荷が降ろされ
> 単純で、無垢になる

ということです。

Oshoはその現代人のために浄化され、
重荷を下ろすための
多くの瞑想を考案しています。

クンダリーニ瞑想やナダブラーマ
などであれば、
日常生活をしながらでも、自宅ですることができます。

あるいは、ジベリッシュ瞑想なども
カタルシスや浄化にとても役にたちます。
https://osho-japan.com/meditation/guide/gibberish/

ユニティインスティチュートの
リーラ、プラサード、アルヴィナが作った
「チャクラジベリッシュ」などもあります。
そのための音楽が
Amazonで手に入ります。
https://amzn.to/3pcRxPP
https://unityinstitute.jp/books

あるいは、運動でもいいでしょう。
ジョギングや散歩。

あるいは自然と触れ合う時間。
山登りやハイキング。

自分の中を浄化し、
重荷を卸し、
単純で無垢になることをすればいいのです。

動的な瞑想を行うか、

静かに座る瞑想を行う前に
音楽をかけて踊ったり、
体を動かしたりする時間を持つことも
効果的です。

> だから
> 最初にすべきは
> カタルシスになるものだ
>
> それは現代人には絶対に必要だ
>
> それからなら
> あれらの沈黙の技法を
> 使うことができる

瞑想をしていても、
どこにも到達しない、
って感じている人は、

まずはカタルシスから始めてみるのも
いいでしょう。

今日本では、
多くの人がうつになったりもしています。

それには多くの理由があるでしょうが、
その大きな原因はここにあるのではないかと思います。

ゴミを内側にいっぱい溜めてしまって、
ストレスでいっぱいになり、
エネルギーが滞ってしまっているのです。

> なぜなら
> 彼らはゴミでいっぱいだからだ
> まずはそれを空っぽにしなければならない

ゴミとストレスと重荷で身動きが取れなくなっているので、
それらを空っぽにする必要があります。

そうすると、エネルギーも活力も湧いてくるようになるでしょう。

瞑想をするには、エネルギーと活力が必要です。
生命力を活性化させることがその準備となります。

またそのような動的瞑想をすることで
活力とエネルギーの源泉につながることもできます。

現代人が瞑想をする時には、
そのような瞑想の工夫も
必要になります。

ガイアシンフォニーの最初の言葉が
思い起こされます。

「かつて人が、花や木や鯨たちと、
本当に話ができた時代がありました。

そのころ人は、自分たちの命が、
宇宙の大きな命の一部分であることを
誰もが知っていました。

太陽を敬い、月を崇め、
風に訪ね、水に癒され、

土とともに笑うことが、
本当に生き生きとできたのです。

ところが最近の科学の
目覚ましい進歩とともに、

自分が地球の主人であり、
自然は自分達のために利用するもの、

と考えるようになりました。

その時から人は、
花や木や鯨たちと話す言葉を
急速に忘れ始めたのです。」

私たちは、その
花や木や鯨たちと話す言葉を取り戻す必要があるのです。

一万年前のこれらの112の瞑想の技法は
かつて人が、花や木や鯨たちと、
本当に話ができた時代に作られた瞑想技法です。

現代人がこれらの瞑想技法をする場合には、
そういうことも考慮する必要があるでしょう、

今回で瞑想の選び方シリーズは終わります。

えたに